部長の話はいい話だった。元々上司に聞かされてたからどういう話なのかは分かってたけど、ちょっとしたポジションアップ。別に役職が付く訳でもないんだけど、給料とボーナスはアップするみたい。その代わり、残業も今より断然増えるし、仕事も多少変わるので責任もおっきくなるし、展示会とかへの出張も増える訳。負担はかなりおっきくなるけど給料上げるからどうですか?みたいな話だった。

あたしにとってはそれはありがたい話なのだ。上司2人が推薦してくれたみたいで、それが嬉しかった。あんなにダメダメな奴だった(←今も大した事はしてないけど)のに。まともに働くことなんて出来ないと思ってたし、思われてたと思う。振られてからは特に仕事に集中してたし、それが無駄じゃなかった気がして嬉しかった。

面談の初めに言われたのが「○○さんって25、6だと思ってたけど、案外若いんだな(笑)」ってのが気になったけど(-_-;)まぁ、実際24だから大して変わらないけど。若さは足りてないんだろうなぁ・・・。

上司と話す時はいつでも顔が強張って、緊張し過ぎて思ったこと話せないんだけど、今日はそういうのが全然無かった。同業界の他社と比べてうちの弱い所は何か?、それを補うにはどうしたらいいか?、現状うちの部署の問題点は何か?、仕事の面白さは何か?とか色々質問を受けたけど、あたしらしからぬくらいポンポン自分の考えを伝えられた気がする。

この落ち着きは薬のおかげなのかなぁとかも思うけど、気持ちが安定してるし、仕事中の集中力も十分あって、少なくとも仕事中は太った云々は気にならないので、やっぱり仕事は大事だと思った。こうして一人で自室にいると、なんだか気持ちは淀んでくるんだけど・・・。

でも家族が温かいので、それは贅沢な悩みなんだと思う。今日の話はお母さんが思いの外喜んでいて、お父さんは心配してる。これ以上残業時間増えたらまたストレスとか溜まってくるんじゃないのか、とかね。今の会社に入社する時は、逆だった。お母さんは心配して反対してて、お父さんは賛成してくれてた。結局、親がどうこうじゃなくて(←それも考えなきゃいけない部分だとも思うけど)自分がどうしたいかが大事なんだと思う。

あたしが混乱して診察室を訪れると、先生は「どうなりたいんですか?」ってよく聞いてくるんだけど。それに全てが含まれてるんじゃないかと思う。結果どうであれ、自分で選んで自分で歩くのが大事かなって。流されてばかりだから、自立の一歩はまず自分で進む方向を決めて、自分の足で進む事。

なーんて、言いつつ、仕事の全てが円滑な訳でも無く、表面上は人間関係もうまくいってるんだけど、仕事後会社の人と飲みに行ったり遊びに行ったりする気力は全然なくて、誘われても断ってばっかり。来週末の新入社員歓迎会すら、今日幹事に欠席したいって伝えた。これじゃダメなんだけどね。

でも欠席を決めてから、心が軽くなった気がして、断ってから、あたしって相当行きたくなかったんだなぁとか思った。引きこもり脱出は来月になりそうだ。

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