通院日。

前は通院の日は必ずお休みもらってたけど、仕事が大事に思えるようになったのと、実際に、取引先との商談や商品選定とかさせてもらえうようになったので、休まなくなった。電車で病院行って、電車で帰ってきて、そのままお昼食べずに私服で会社へ、っていうのに慣れてきた。

入った頃は1時間もいられなくて早退したり、休んだり、入院したり、めちゃくちゃだったし、仕事が楽しいとかやりがいとか、程遠いところにいた。ずっとそういう状態で仕事をなんとかやってくしかないんだって思ってた。

今は仕事が嫌ではないし、というか、お金貰ってるんだから、嫌なこととか辛いことがあって当然だと思えるようになったし、頑張ろうって思える。

そんな訳で、最近先生は仕事のことは一切聞かないけど、彼氏のことは必ず聞いてくる。あたしの病状（というか、性格の歪みなんだけど）と恋愛はいつでもずっと密接だったから。

「嫌われたくないって気持ちがおっきくて、そればっかり気にし過ぎて、一緒にいても楽じゃないんです・・・。」って言ったら、「じゃあ、ちょっと無理しちゃってるのかな？でも、初めはみんなそうなんじゃないかなぁ。少しずつお互いの本質が分かっていくんじゃないかな。」って言われた。

意外だった。そんな風にしか思えないなら暫く恋愛しない方がいいですよみたいなこと言われるのかと思った。別れた方がいいのかなとかも考えてた。考えてただけで、好きなのに別れるなんてことは、あたしには到底無理なんだけど。

結局、何でもall or nothingになりがちで、1つダメなことがあると、もうこの人はあたしの運命の相手（←自分で言ってて恥ずかしいけど、運命って言葉に弱いんです・・・。）じゃないんだなって思えてしまう。完璧な人間なんていないのに、自分もかなり不完全なのに。

先生の助言はあたしにとってとてつもなく影響力があって（←この先生の言うことは絶対っていう考え方もどうかと思うが）そう言われてなんだか楽になった。友達とか会社の人からの言葉も心に響くけど、先生は昔は厳しい言葉も沢山言ってくれたし、だからこそ優しい言葉を信じられる気がする。

友達でも、それはおかしいよってちゃんと言ってくれる人の励ましの言葉は素直に聞けるんだよね。そういう人の存在は大切にしたいと思う。間違いを沢山犯してきたんだから、いい加減、澄んだ目で物事を見れるようになりたいものだ。