通院日。

2005年11月16日 通院
「3週間振りですよね。どうでした?」
「過食とかあったり・・・飲み会とかも多くて・・・」
「飲み会から帰ってきちゃうと沢山食べちゃうのかな?平日は大丈夫かな?」
「平日は大丈夫ですけど、飲み会というか、コンパみたいなのがよくあって・・・」
「楽しめないですか?」
「楽しめないっていうんじゃなくて、酔っ払ってるのとかもあって・・・」

・・・沈黙。

「そこで、会った人と・・・」

・・・沈黙。

「会った人と、そのまま・・・」

これ以上声を出したら、溜まってる涙が落ちると思ったので、口を閉じた。

先生「・・・満たされない感じとか、空虚な感じを満たそうと必死で、けれども満たされたと感じられるのは一瞬で、後悔しか残らなくて落ち込む。」

頷く。

「それも依存ですよ。気付いてますか?」
「・・・。」
「セックスでは満たされませんよね。あなたのような境界型の人には多いことですが、分かりますか?気付いてますか?」

先生の「気付いてますか?」に簡単にハイとは言えなかった。色んなものに掛かってるんだと思うから。気付いてるならいいですよ、という問題ではないから。

「眠れてますか?」という問いにはハイと答え、眠剤は貰わなかった。だけど、もうすぐ4時になる。眠れない事は辛くないが、眠れない間のこの時間が怖い。

「朝のお薬を減らしてから落ち込みやすくなっていたり、自信が全くなくなっていたりしませんか?」と言われたけど、薬は無関係だと思うので、また元の量に戻すのは拒んだ。むしろ減らしたいという意向を話したが、最低夜の3錠は飲みなさいとの事なので、暫く薬を減らす事はしないでおこうと思う。

「お友達に今日はあたしを連れて帰ってね、って伝えたらどうですか?」
連れて帰ってもらっても、その後出掛けたりしてるんだから、結局自分の意志の弱さなんだと思う。一緒に行ったりする先輩にそう言えないのは、そんなこと人に頼んでないで自分でしっかりしとけよって思われたくないのと、そんなこと頼まなくても自分はそんな簡単についていったりしない人間だって思われていたかったから。要するに、下らない見栄とかプライドなんだ。

「コンパとかに行かないとなかなか出会いもないですかね?」
「今はなくてもいい気がします。」
「だとしたら、そこに行く必然性はあるんでしょうか?」
そんな風に考えたこともなかった。外出が楽しめるようになった自分が喜ばしく思えていたし、楽しみたいというより、楽しんでいると思われていたかった。家族に、みんなに。

楽しんで生きてると思われていたい。楽しんで生きたいではなく。ずっと、そうだった。主体性とか、自我っていうモノが薄過ぎてすぐにどこかに飛んでいく。

仕事と、ピアノと、友達、自分、大事にしようと思う。バランスよく。

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