暗い、暗いと不平を言うよりも。

病院です。風邪治りましたか？とか、昨日誕生日だったんですねとか、引越しの準備忙しいですね、なんて感じで普通の世間話だった気がする。食事の問題は、お昼の量を増やしてみたら？って言われたので（っていうか、自分でもそう思うんだけど）、努力・・・しようと思う。物凄くゆっくりではあるけど、ここ最近の変化として、人との外食が楽しく思えるようになった事とか、嘔吐が減った事は進歩だと思うから。出口のあるトンネルを歩いているんだと思う。

病院から帰ってきたら、お母さんにカーテンとかカーペット見たいから一緒に行こうって言われて、雪の中2人でバスで出掛けた。2人で出掛けるなんていつ振りだろう。「病気が治ってきたと言うより、大人になってきたんだと思う。ただ、人より遅くて、今もまだまだ足りてないけど、焦らないで待ってて。」って言ったの。笑ってた。他は会社の話とか、新しいうちの話だったけど、少し母親に近づけた気がした。

でも、言いたい事とか思ってる事全てを言うのは難しくて、伝えて、それを理解してもらって、分かり合うにはきっとまだまだまだ時間が掛かるんだと思う。分かってくれないなんて嘆いている訳じゃない。あたしの伝え方が下手だから、うまく伝わらなかったり、誤解が生じたりするんだと思う。

誰とでもそうだと思うけど、言わなくても空気で分かるなんていうのは、ほんの一部の事だと思う。やっぱり、言葉にしなきゃ何も伝わらないし、理解し合えない。どうせ分かってもらえないからって、口を噤んでる人間に、誰も分かってくれないなんて言う資格ないと思う。あたしはずっとそうだった。

暗い、暗いと不平を言うよりも進んで明かりを付けましょうっていうフレーズを昔よくテレビで耳にしてたけど、まさにそれだと思った。理解してくれない、助けてくれないなんて、自分は孤独だなんて、言えるのは最大限にコミュニケーションの努力をした後だと思う。

あたしはこれからそれを少しずつ、家族と彼氏にしていこうと思う。遅れ馳せながら。